代表メッセージMessage from CEO

いつの時代でも生き残れるように、あえて今厳しく

諸石 竜也 Tatsuya Moroishi代表取締役

今だからこそ、あえて厳しめに言う。
時代に左右されない見抜く採用。

いま、新入社員向けのメッセージを発せられなくなっている。
まず新卒採用のことは部下に任せているということもあるし、社員に向いて仕事をするのをやめよう、と思ったからだ。
成績に関しても、会社としての合計のみを見て、個人個人の細かいところは今は目を通していない。でも、正直これについては、自分自身も迷っているところだ。もちろん、人は大事にするべきだし、興味を持つべきだ。新人が活躍できるように、考えなければならない。しかし、あえて代表の自分が口を出しすぎないことが、本当は一番の《教育》になるのではないか。と、自分に都合のいいのも含めて考えている。

人は、へんに構いすぎると弱くなる。

最近の新入社員は、構われすぎている。
就職活動が売り手市場の昨今、学生が企業から「うちに入社してください」と望まれる、強いポジションできているからだ。現場にはもちろん新人はフォローするように言うが、個人の気持ちとしては違う。
逆説的に、経営者は好景気になると、採用面では苦しい立場になる。 「選ばれる立場」になるからだ。
しかし今後、仮に有効求人倍率が下がって、売り手と買い手の立場が逆転する時代がきたとしたら。やる気があり、謙虚で、ガッツのある《真の選ばれた新入社員》が入社してくることになる。
そのとき、厳しく言われることもなくちやほやされ続けてきた《甘やかされ社員》の立場はどうなるだろう?

新卒のみなさんも、中途のみなさんも、自分の市場価値の上にあぐらをかくことなく、ぜひ「弊社で活躍したい」という思いを持ってぶつけてきてほしい。
弊社はいつの時代も、厳しく人を見ている。
しかし、それはひとえに時代に左右されることない確かな実力を磨いてほしい、という思いからなのだ。