【27卒向け】自己分析・自己理解を"キャリアの軸"に変える方法

2025.08.01

就活は不安や迷いがつきものですが、自分自身をしっかり理解することが確かな一歩となります。今日は単なる「自己分析」で終わらせず、それを「キャリアの軸」として活用する方法をお伝えします。

自己分析の落とし穴に注意しよう
性格診断だけで満足してしまう
▶︎「ENFPタイプです」「ストレングスファインダーのトップ5は...」と診断結果を得ただけで終わってしまい、その先の行動に繋げられない方が多いです。
やった感で終わってしまう
▶︎ワークシートを埋めただけで「自己分析は完了」と思い込み、本当の自分との対話を避けてしまうことがあります。
他者との比較に陥る
▶︎友人や先輩の分析結果と比べて「自分はダメだ」と落ち込んだり、逆に「これで十分だ」と思い込んだりしてしまいます。

自己理解を"軸"に変える3ステップ
ステップ①:経験の棚卸し
これまで人生でワクワクした経験、挫折した経験、達成感を得た経験などを具体的に書き出します。「なぜ」その経験に心が動いたのかを掘り下げましょう。
ステップ②:自分の価値観を言語化する
棚卸しした経験から見えてくる共通点を探し、「自分が大切にしたいこと」を言葉にします。「成長」「貢献」「創造」など、自分を動かす原動力を特定しましょう。
ステップ③:価値観を行動に落とし込む
明確になった価値観をもとに。就職活動や将来の意思決定にどう活かすか具体的に考えます。例えば「挑戦」を大切にするなら、新規事業に取り組む企業を探すなど。


軸は"1日で作るもの"じゃない

最初は仮説からスタート
どんなに丁寧にワークをしても、最初に見つけた軸は「仮説」です。完璧を目指さず、まずは「多分これが大事」という直感を大切にしましょう。
小さく動きながら磨いていく
インターンシップ、ボランティア、サークル活動など、様々な経験を通じて自分の軸を検証し、修正していきます。ブレることを恐れず、むしろ「軸が磨かれるチャンス」と捉えましょう。
軸を見つけるのは一度きりのイベントではなく、継続的なプロセスです。自分自身との対話を大切にしてください。

「迷ってもブレない軸」は経験からしか生まれない

机上の空論ではなく、実際に経験して初めて「これが自分の軸だ」という確信が生まれます。就活中も積極的に行動し、自分を試す機会を作りましょう。

キャリアの3軸とは?

これら3つの軸のバランスを意識して考えることで、より自分らしいキャリア選択ができるようになります。

仕事選びの3つのクロスポイント
できること
▶︎あなたのスキル、才能、強み。今できることだけでなく、努力すれば身につけられる可能性も含みます。
やりたいこと
▶︎あなたの情熱、興味、やりがいを感じること。長期的に続けられるモチベーションの源泉です。
求められること
▶︎社会や企業が必要としていること。あなたの価値が報酬や評価に繋がるために欠かせない要素です。
理想的なキャリアは、これら3つが重なる「クロスポイント」にあります。企業研究や自己分析をする際は、この3つの視点から考えてみましょう。